ピルの種類、低用量ピルとモーニングアフターピルの違いについて解説

ピルの種類 このページでは、ピルの種類について解説していきます。
避妊のためのお薬=ピルですが、女性ホルモンの含有量と使い方によって、大きく二種類に分けられます。低用量ピルモーニングアフターピルです。
それぞれの種類の特色を正しく知って、必要な種類を選択して下さいね。その他に、主成分の種類によって分類する方法もあります。

いつ、どの種類のピルがいい?

ピルの目的は「避妊」ですが、使う状況によって、必要な薬は大きく2種類に分けられます。
妊娠しないように日頃から備える低用量ピルと、コンドームが破けるなどの失敗のあとで緊急で妊娠を阻止するモーニングアフターピルです。

日頃から備えて確実に避妊「低用量ピル」

ごく少量の女性ホルモンを毎日服用することにより、体内のホルモンバランスを妊娠中と同じに整え、妊娠を防ぐ種類のピルです。
どうして、体内のホルモンバランスが妊娠中と同じだと、妊娠しないのでしょうか。その仕組は、妊娠中は新たな排卵が行われません。排卵が行われなければ、当然妊娠はしません。体は体内のホルモンバランスにより、妊娠中かどうかを判断するため、女性ホルモンを飲んで同じに整えておくと、妊娠を防ぐことが出来るのです。

低用量ピルの使用期間は、28日間で1周期とし、1シート内にセットされています。女性ホルモンを飲むのはそのうちの21~24日間です。女性ホルモンの服用をお休みする7日~4日間は「休薬期間」と呼ばれています。低用量ピルによる避妊を続ける場合、休薬期間が終わったタイミングで、次のシートを飲み始めることになります。
この、次の薬を飲み始める日を間違えないために、ホルモンの含まれない錠剤を1日1錠ずつ飲み続けるという方法もあり、この場合のホルモンの含まれない錠剤は「偽薬(プラセボ)」と呼ばれています。
偽薬(プラセボ)を飲むか飲まないかは個人の自由です。次の薬を飲み始めるタイミングを間違えない自信がある場合は、偽薬(プラセボ)無しのシートを選ぶことも出来ます。

低用量ピルは避妊効果が非常に高い種類のピルで、ほぼ確実に妊娠を防ぐことが出来るのが特徴です。

開発された当初は、黄体ホルモン(ブロゲストーゲン)のみの薬でしたが、現在はより効果を高めるために、卵胞ホルモン(エストロゲン)も含まれている薬が多くなりました。 黄体ホルモン(ブロゲストーゲン)だけのピルも、生理をコントロールし易いために未だに人気が高く、使われ続けています。こちらは現在ではミニピルと呼ばれています。

低用量ピルは「飲み続ける」種類のピルです。避妊失敗時に飲むということではなく、毎日決められた順序・分量で飲み続けることにより、避妊を可能としています。

通販でも買えるお勧めの低用量ピルは、以下の3種類です!

人気・実績ナンバーワン
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トリキュラーは世界で最も普及している低用量ピルのひとつです。長く、広く使われてきた実績があるため、効果の高さと安全性が確認されている最も安心な低用量ピルの一つです。
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ヤーズは副作用の原因である卵胞ホルモンの含有量が極端に少なく「超低用量ピル」と呼ばれる新しいお薬です。避妊効果のほかに、肌が綺麗になりむくみが取れる効果が期待出来るため、非常に人気があります。
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ノベロンは、成分と効果が世界的に承認されているマーベロン全く一緒の低用量ピルです。デソゲストレルは、食欲増進や大人ニキビの心配がほとんどなく、副作用がつらい女性も安心して使える低用量ピルです。

避妊失敗!緊急事態に「モーニングアフターピル」

一方モーニングアフターピルは「緊急避妊薬」という別名からも分かる通り、コンドームが破ける・脱げるなどのトラブルからいつもの避妊に失敗した際に、妊娠しないために緊急で飲む種類の薬です。
「女性ホルモンを服用する」という点は低用量ピルと一緒ですが、ずっと多くの女性ホルモンを一度に摂取する種類のピルなのです。

モーニングアフターピルの避妊の仕組みは「女性ホルモンを多めに一気に服用し、子宮内膜を剥がして強制的に生理を起こし、受精卵が子宮に着床することを邪魔することによって妊娠を防ぐ」ということになります。

受精卵が子宮内膜に着床するためには、最大で受精後72時間掛かると言われており、そのため、モーニングアフターピルは避妊失敗の時点から72時間以内に服用しなくては効果がありません。つまり「服用のタイムリミットがあり、それは72時間以内」ということになります。
ちなみに、出来るだけ早く飲む方が効果が高く、時間が経つ毎に効果が低くなります。
避妊失敗直後なら95%の避妊成功率のところ、72時間後は58%まで下がると言われています。一応のタイムリミットは72時間ですが、避妊成功のためには、出来るだけ早く飲むことが大切です

服用の回数は、以前は1回目の服用の12時間後に2回目を飲む種類の「ヤッペ法」が主流でした。これは本来は緊急避妊用の種類ではない中用量ピルを、緊急避妊のために飲む方法で、吐き気などの副作用が強いものでした。
現在の緊急避妊の、世界的な主流はノルレボ法で、ノルレボ錠という薬を1回だけ飲む方法です。これはヤッペ法の欠点を克服するために開発された方法であるため、副作用がより穏やか、かつ避妊効果も高くなっています。

研究者のたゆまぬ努力により、緊急避妊薬も随分進歩しました。しかし、「子宮内膜を無理矢理剥がす」という言葉から容易に想像出来る通り、女性の体に大きな影響を与える種類の避妊方法です。毎月、毎性交後に飲むような、安易な常用は絶対にやめるようにしましょう。

通販でも買えるお勧めのモーニングアフターピル、アイピルです!

避妊失敗!そんな時の緊急避妊薬
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アイピルは、緊急避妊の世界的スタンダード「ノルレボ錠」のジェネリック薬です。効果が高く低価格、しかも1回の服用でOK。信用出来るモーニングアフターピルです。

その他、月経トラブルの緩和などに

低用量ピルは、避妊の他にも女性にとって嬉しい効果が多い種類の薬です。
避妊以外の目的で一番ポピュラーな種類は、月経困難症の緩和のために処方されるパターンです。生理そのものが軽くなるため、経血量が減少し、頭痛、月経痛などの不快な症状も和らぎます。
また低用量ピルを飲むと、生理周期がぴったり28日に調整されるため、逆算して生理が始まる日を正確に知ることが出来ます。生理が来る日がはっきりしていると、仕事、旅行、ダイエット、健康管理などに生かし易く、便利です。

また、低用量ピルは、月経前症候群に悩まされている貴方にとっても嬉しい種類の薬です。低用量ピルを飲むとホルモンバランスが整えられるため、生理前のイライラ、気持ちの落ち込み、体調不良などの不快な症状が和らぎます。

女性ホルモンの種類や量で分類

ミニピルと混合ホルモン剤

ピルは「女性ホルモンを摂取することで、女性の体を妊娠している時と似た状態にし、妊娠を防ぐ」薬です。妊娠している時、女性の体内では黄体ホルモン(プロゲステロン)が増加しています。と、いうことは、単純に考えると黄体ホルモン(プロゲステロン)を摂取すれば、体が妊娠中と勘違いし、妊娠を防げるということになります。

そのため、最初期のピルは黄体ホルモン(プロゲステロン)のみの薬でした。しかし現在は、より高い避妊効果を期待出来る、卵胞ホルモン(エストロゲン)も含まれている種類のピルが主流となりました。これらは混合ホルモン剤と呼ばれています。これに対して、黄体ホルモン(ブロゲストーゲン)のみの薬はミニピルと呼ばれて種類分けされています。
ミニピルは、飲み忘れに対しては一般的なピルに比べてよりシビアになります。服用後4~5時間が効果のピークで、持続時間は25時間までです。と、いうことは、1日の飲み忘れなどもってのほか。3時間の飲み遅れでアウトということになります。毎日服用のみならず、飲む時刻もきちんと守る必要があります。勿論「休薬期間」もありません。きちんと効果を出すためには、365日毎日飲み続ける必要があります。
そして最も大きな違いは、排卵を止める効果はないということです。ミニピルは子宮の入り口である子宮頚管の粘膜を濃くし、精子の侵入を防ぎ、かつ、子宮内膜が着床に適した厚さにならなくすることで、避妊効果を出す種類の薬です。
ミニピルは黄体ホルモン(プロゲステロン)しか含まないため、卵胞ホルモン(エストロゲン)が引き起こす副作用が危険な人でも服用することが出来ます。具体的には、喫煙者、偏頭痛の方、35歳以上の方でも安全に服用することが出来ます。
ただ「避妊薬」としてのミニピルは、日本では認可されていません。PMS(月経前症候群)の緩和などのためなら処方されています。

「用量」って卵胞ホルモン(エストロゲン)の量のこと

「ピルは副作用が強い」という言葉は、誰もが一度は聞いたことがあることでしょう。ピルの副作用の多くは、卵胞ホルモン(エストロゲン)が起こすものです。ピルの開発の歴史は、この卵胞ホルモン(エストロゲン)を如何に少なくするかという研究の歴史であると言えます。

ピルは、1錠当たりの卵胞ホルモン(エストロゲン)含有量により、3種類に分類されています。

  • 高用量ピル=卵胞ホルモン(エストロゲン)含有量が50マイクログラム以上
  • 中用量ピル=卵胞ホルモン(エストロゲン)含有量が50マイクログラムちょうど
  • 低用量ピル=卵胞ホルモン(エストロゲン)含有量が50マイクログラム未満

※卵胞ホルモン(エストロゲン)含有量が30マイクログラム未満の種類のピルを「超低用量ピル」と呼ぶこともあります。

卵胞ホルモン(エストロゲン)含有量が多い程、「つわり」のような症状から、血栓症のような重篤な副作用が起こる確率も高くなります。前述の「ピルは副作用が強い」というイメージは、高用量ピルの時代のものであると言えます。
最近では、高用量ピルが処方されることは、中用量ピルまでで改善が見られない病気の治療など、特別な場合に限られてきました。避妊目的で使われることはほぼゼロと言っていいでしょう。
避妊のために処方される種類のピルは、より副作用の少ない中用量と低用量ピルが一般的になりました。